日本酒アドベントカレンダー1日目 十四代 純米大吟醸 七垂二十貫【山形県/高木酒造】

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第1回は十四代 純米大吟醸 七垂二十貫をご紹介。

七垂二十貫と書いて「しちたれにじっかん」と読みます。

この七垂二十貫の意味ですが、二十貫(75キログラム)の米から造れる量がたった「七垂れ」だけ、という意味です。まるでドモホルンリンクルのようにポタポタと美味しいしずくとなって落ちてきたものだけを集めた、そういう希少なお酒という意味合いではないかと推察します。

おちょこに注ぐことによってわずかに温度が上がるその刹那、甘く爽やかな香りがふわっと立ち上ります。

口に含むと、愛山のふくよかなウマミがさらっと口の中に広がり、喉の奥まで香りを届けながら湿らせていきます。わずかに感じる酸味がまるでフルーツのような味わいを感じさせ、そのわずかに感じた酸味の間から、極上の香りと味わいが広がっていきます。

特別な時に飲みたいお酒です。

お酒の情報
銘柄名:十四代(じゅうよんだい)純米大吟醸 七垂二十貫
酒蔵:高木酒造(山形県村山市)
原料米:愛山
精米歩合:40%